たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。
by瀬戸内寂聴
あなたは、たくさんの苦しみを経験していますか?
見出しの言葉は、小説家で尼僧の瀬戸内寂聴氏の名言です。
人生の醍醐味を述べた深い名言ですね。
私たちは、人生の中で、できる限り嬉しいことや楽しいことを経験したいと願い、できれば苦しみや悲しみは経験したくないと思います。
苦しみや悲しみの好きな人はいませんので、当然といえば当然ですが、寂聴さんは、「苦しい経験をいっぱいしなさい」と述べています。
寂聴さんの言う「苦しいこと」とは、新しいことや困難なことに挑戦するという意味の苦しみです。
故意に自分の身体を傷つけたり、精神的に追い詰めることではありません。
新しいことや困難なことに挑戦するということは、必ず苦しみが伴います。
人生で初めてのこと、難しいことに挑むのですから、楽なはずがありませんよね。
しかし、挑戦を続けているうちに、最初はうまく行かなくて苦しかったことが、少しずつうまく行くようになっていき、面白さを感じたり、楽にできるようになり、嬉しい気持ちになっていくものです。
挑戦を続けるということは、自分の能力や知識が高まり、成長していけるということです。
つまり、豊かで充実した人生につながるというわけです。
私たちは、いくつになっても、新しいこと、困難なことに挑戦する気持ちを忘れないでいたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定および行動は、私たちにとっては新たな挑戦、困難な挑戦でもあるので、最初は苦しいかもしれません。
しかし、行動を継続しているうちに、興味深さや楽しみを感じるようになります。
具体的な目標数値が上がっていくのを見て、モチベーションが上がることもしばしばです。
苦しみを乗り越えた先には、輝かしい未来と感動が待っています。
目標達成に向けて、行動を継続していきましょう。