お金があれば立派な犬が買えるが、その犬に尻尾を振らせることができるのは愛だけである。
by キンキー・フリードマン
あなたは、お金さえかければいいと思っていませんか?
見出しの言葉は、アメリカのカントリーシンガー キンキー・フリードマンの言葉です。
お金を払えば立派な犬を買うことはできるけれど、その犬を幸せにできるかどうかは愛だけだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間は、お金さえあれば幸せになれると思い込んでいる人が多いものです。
したがって、「お金持ちになりたい」とか「貧乏は嫌だ」という気持ちが強いわけで、生きるために一生懸命に働いている人が多いのが実情です。
お金は生きるために必要なものであることは間違いありませんが、人を幸せにするのはお金だけではないのです。
お金さえ払えば、世界中でほとんどのモノやサービスを買うことができるのは間違いないでしょう。
そのため、お金を払って高価な犬を買うことができたとしても、その後、放ったらかしにして全く愛情をかけないとしたら、その犬は凶暴で迷惑をかけるだけの存在になってしまうでしょう。
また、お金を払って高価な車を買ったとても、手入れすることもなく、ガレージに眠ったままに放置したとしたら、車はみるみるうちに劣化し、やがて乗れなくなってしまうでしょう。
お金を払えばほとんどのものは手に入りますが、大事なのはその後、どう扱うかです。
愛を込めて大事に取り扱えば、その価値が存分に発揮され、世の中の役に立つもの、社会に貢献するものに変わっていくはずです。
愛情をかけなかったり、大事に扱わなければ、そのものの価値は失われ、世の中の役に立たないものになってしまうのです。
したがって、たとえ高価なものでなくても、自分の持っているものをどのように扱うかがその人の人生を表しているとも言えるのです。
生き物はもちろんのことですが、モノにも魂が宿っているものです。
大事に扱えばそれに応えてくれるはずですし、大事にしなければ何の役にも立たない、もしくは害を与えるものになってしまうのです。
モノを大事にするということは、お金を大事にするということにもつながります。
モノを大事にできない人は、お金をドブに捨てているようなものであり、その後の人生にも必ず影響します。
常に意識していたいものですね。
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