効率と生産性を高めることが全てではありません。絶対に。
by マイク・ドゥーレイ
あなたは、生産性、効率性ばかりを追求していませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの作家 マイク・ドゥーレイ氏の名言です。
今の世の中、生産性、効率性が重んじられている社会ではありますが、そればかりを追求していてはダメだと述べています。
現代社会に突きつけられた深い名言ですね。
現代社会では、生産性と効率性を高めることが至上命題のような風潮になっています。
そのために、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット化)が発展し、企業経営にも積極的に活用するように求められているわけです。
しかし、生産性と効率性を高めることばかりを追求するあまり、無駄だと思われるものや効率の悪いものを全て排除すればよいということではありません。
人が生きていくためには、睡眠や休息が必要であるように、企業経営や日常生活においても、ある程度の息抜きは重要です。
また、生産性を高めるために全てを機械化してしまうのは、考えものです。
生産活動しているのは、あくまでも人間であり、機械ではないからです。
生産性と効率性ばかりを追求していくと、人間らしさや人としての尊厳を失ってしまいます。
生産性や効率性を高めることも大事ですが、他に大事なことはないかも考慮しながら物事を考えてみるようにしてください。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定を考える場合にも、生産性、効率性を考える場合があるかもしれません。
どうすれば効率よく目標達成を果たせるのか、生産性を高められるのかを考えることがあると思います。
しかし、生産性と効率性のことばかりを考えるあまり、労働者に過酷な勤務を課すことになったり、健康を害することになっては何にもなりません。
生産性を高めて経済を良くすることも大切ですが、幸福感を感じたり、人間らしい豊かで充実した暮らしを追求することも、社会を生きている私たちにとっては大事な要素です。
SDGsには、経済面の目標だけではなく、人間として生きるのに大切な行動が数多く掲げられています。
あらゆる要素をバランス良く考えながら、行動することが大切なのです。