自分の夢を子どもに語ってこなかった親や、子どもの悩みや喜びに耳を傾けなかった親は、家族の一員ではなく見知らぬ他人も同然です。
by アウグスト・クリ
あなたは、自分の子供に何を語りかけてきましたか？
見出しの言葉は、ブラジルの精神科医で心理カウンセラーのアウグスト・クリの言葉です。
子供に対する親の役割について述べた深い名言ですね。
世界中の親たちにぜひ届けたいメッセージです。
人は皆、母親から生を受けるわけですが、私たちは父母の存在があり、父母の影響を大きく受けて成長していきます。
親の存在がなければ、私たちはこの世に生を受けることもなければ、成長していくこともできなかったと言えます。
親は人間にとって欠かせない大きな存在ですが、親は子供に何を伝え、どう接すればよいかをブラジルの精神科医 アウグスト・クリは述べています。
まずは自分の夢を子供に語ることが大事だと述べています。
あなたは自分の子供に夢を語ったことがありますか？
もしくは、あなたの親はあなたに夢を語ってくれましたか？
この場合の夢とは、子供に期待することではなくて、親自身の夢のことです。
子供に期待することは夢とは言いません。
子供と言えども自分とは違う人格を持つ他人であり、子供に自分の夢を託したり期待するのは、親の身勝手な妄想なのです。
そうではなく、親自身の将来の夢について子供に語ることは子供の成長に大きく影響します。
また、子供の話を聞いてあげることは親として当然の務めです。
それは嬉しいことも悲しいことも、当然のことながら悩みにも耳を傾けて、親身になって聞いてあげることが大切です。
「子供の言うことだから、たいしたことはない」とか「今忙しいからダメ」だと言って、子供の声をないがしろにはしていませんか？
自分の夢も語らず、子供の話も聞かないような人間は、見知らぬ他人と同じであり、家族とはいえないのです。
最も身近にいる家族である親子の関係は、とても深く、愛情を持って接することが大切であることを、改めて考え直してみましょう。
SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、地球規模の壮大な目標ではありますが、私たちは世界中の人々を救済することはできません。
まずは身近な人間を大切にすることから始めてみましょう。
自分自身、そして自分の家族すら大切にできない人間が、身近な人間、ましてや見知らぬ人間を大切にできるはずがありません。
まずは、自分自身を見つめ直し、夢を持つことから始めてください。
そしてその夢を子供に語り、子供を大切に育てることに心血を注いでください。
自分自身、そして身近な人々を幸福にすることが、SDGsの活動の原点なのです。
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