偉人、著名人

死の持つ恐怖はただ一つ。それは明日がないということである。by ホッファー

死の持つ恐怖はただ一つ。それは明日がないということである。by エリック・ホッファー

あなたは死を恐れていますか?

タイトルの言葉は、アメリカの社会哲学者 エリック・ホッファーの言葉です。
死の恐怖とは、明日がないということだと述べた、至極当然のことながら、深く考えさせられるメッセージですね。

私たち人は、死ぬことを恐れている人がほとんどだと思われます。
誰もがいつかは死ぬことを認識しながらも、「今はまだ死にたくない」と思っている人がほとんどだと思います。

なぜ人は死にたくないのか?
それは、明日がなくなってしまうからだと、アメリカの社会哲学者 エリック・ホッファーは述べています。
つまり、死んでしまえば、明日以降のことは知ることができない、体験することができないということを恐れているのです。

人は常に、未来のことを考えています。
「未来の自分はこんなことをしてみたい」とか「今度、こんな体験をしてみよう」などと、思うことで、明日以降の自分を楽しみにしているわけです。
また、自分の子供の成長を楽しみにしている親も世の中にはたくさんいます。
このことは、未来の自分を想像し、楽しみにすることで、生きがいを感じているということになるわけです。
だからこそ、「死にたくない」という気持ちが沸き上がってくるというわけです。

人間以外の他の動物は、未来のことを考えません。
今の時間、そのときを生きているわけで、「未来はこう生きていきたい」という感情を持ち合わせていません。
だから、人間以外の動物には、死の恐怖というものはないのかもしれません。

しかし、人間には未来を考える能力が備わっています。
それが生きる糧となって、生きることを楽しみ、死に対する恐怖心を持っていると言えます。
できれば、明るい未来を想像しながら、今後も前向きに積極的に生きていけたらいいですね。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsは、未来の地球と人類が持続可能な社会になるようにと、少しずつでも社会を改善していこうとする活動です。
今回のテーマは、「死」ですが、SDGsの目標の中にも死と直結するような深刻な課題も含まれています。
目標1の「貧困をなくそう」や目標2「飢餓をゼロに」、目標3の「すべての人に健康と福祉を」など、他の目標の中にも命の保障と直結するような目標がたくさんあります。

死ぬということは、明日がなくなるということです。
迫害や人権侵害されたままで死を迎えることは、あってはならない社会です。
一刻も早く、今のような状況から脱却できるように、私たちは努力を続けていかなければならないのです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で