時として問題は複雑であり、答えは簡単である。
by ドクター・スース
あなたにとって、解決しなければならない問題は何ですか？
タイトルの言葉は、アメリカの絵本作家 ドクター・スースの言葉です。
とてもシンプルですが、深く考えさせられる、胸に刺さる名言ですね。
私たちの生きている社会では、悩みごとや問題が山積していますよね。
そして、容易には解決できない問題がたくさんあり、私たちの頭を抱えさせて、憂鬱な気持ちにさせてしまうわけです。
それによって心身に異常をきたしてしまったり、病気になってしまう人も大勢います。
しかし、よくよく考えてみると、世の中にある問題なんて、人間が問題を複雑化させているだけであり、実は答えは簡単なのです。
解決するのは無理だとか困難だと決めつけてしまい、途中で諦めたり、やめてしまうことが多いの実情なのです。
例えば、交通事故をゼロにするのは絶対に無理だと人間は決めつけています。
これだけ多くの人が社会で生きているのだから、交通事故をゼロにするなんて不可能に決まっていると、みんなが思い込んでいるのです。
しかし、その解決方法、答えは簡単です。
世の中に生きている人全員、つまり、自動車に乗る人も歩行者もすべての人が交通ルールを守り、マナーを身に着けていれば、事故をゼロにすることは可能なのです。
世の中の人全員がそれをするのは無理だと決めつけているから、無理なのであって、解決方法なんて実は簡単に見つかるのです。
答えは簡単、問題は複雑だというのはそういうことなのです。
私たちに必要なのは、問題を複雑化することではなく、解決方法を見つけ、それに向かって何をすべきかを考えることなのかもしれませんね。
SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの１７の目標は、全ての目標が解決困難なものばかりだと言われていますが、解決方法、つまり答えは簡単なのです。
例えば、目標１「貧困をなくそう」という目標がありますが、世界中から貧困をなくすことは、答えとしては簡単なのです。
まずは、世界中から紛争やテロがなくなれば、貧困で苦しむ人は確実に減少することは容易に想像できますよね。
それと、殺人や暴行、詐欺や窃盗などの犯罪がなくなれば、貧困者は減少しますし、真面目で誠実な人や愛情豊かな人が増えれば、貧困者は減少するのです。
そう考えれば、答えは簡単なのです。
しかし、現実はそううまくは行きません。人間が問題を複雑にしている証拠です。
私たちに必要なことは、問題を複雑化して解決を先送りにしたり、無理だと決めつけることではありません。
解決方法はわかっているはずなので、それを単純化して、具体的に何をすべきかを考え、実践することなのです。
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