人を殺すのに刃物は要らない。希望を奪うだけで人間は内側から死んでいく。
by中山七里 著 「さよならドビュッシー」より
あなたは希望を持って生きていますか?
タイトルの言葉は、中山七里氏の推理小説「さよならドビュッシー」の中の一節です。
私たち人間が生きていけるのは何なのかを説いた深い名言ですね。
私たち人が、「生きている支えとなっているものは何か?」と問われて、あなたは何と答えるでしょうか。
人それぞれ、仕事だったり、子供の存在だったり、趣味を楽しむことと答える人もいるかもしれません。
人によっては、たくさんあって、毎日が充実している人もいることでしょう。
でも、共通して言えるのは、それは「希望」ということです。
仕事をなくすことで、生きる「希望」を失い、ふさぎ込んでしまう人が世の中にはたくさんいます。
自分の子供を事故や病気で亡くして、生きる「希望」を失ってしまう親がいます。
趣味を奪われて、楽しみがなくなってしまい、生きる「希望」を失ってしまう人もいます。
このように人間は、「希望」を奪われるだけで、精神的に生きる気力をなくしてしまうのです。
つまり、人を殺すのに刃物は要らないというわけです。
だとすれば、人は希望を持ち続けることが生きていく支えになるのです。
もしも一つの「希望」をなくすようなことがあったとしても、いつまでもクヨクヨ落ち込んでいるのではなく、また別の「希望」を見つけて、それを支えに生きていけばよいのです。
「希望」となるものを持ち続けること。
人が生きていくのに大切なことです。心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsは、まさに地球全体の「希望」となるべき目標です。
私たちは、目標達成という希望を持ち続けることで、行動を継続することができ、ゴールに近づくことができるわけです。
人間は、だれもが健康で平等に、そして豊かで充実した人生を送る権利があります。
それが生きる「希望」につながるわけです。
世界中の人々が幸福になるために、私たちは何をすべきか、何ができるかを真剣に考えてみましょう。