貧乏な人や怠け者は、成功する人より「できない」という言葉をよく使う。彼らが「できない」という言葉をよく使うのは、「できる」と言うより簡単だからだ。「それはできない」と言ってしまえば、たとえ本当はできても、やらなくてよくなるんだから。
byロバート・キヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」より
あなたは、「できない」という言葉を使っていませんか?
見出しの言葉(少し長いフレーズですが)は、ロバート・キヨサキ氏の著書「金持ち父さん貧乏父さん」の中の一節です。
金持ちと貧乏の違いをわかりやすく述べた著書として知られている「金持ち父さん貧乏父さん」ですが、この言葉も、とてもわかりやすく、核心をズバリとついた深い名言ですね。
「できない」とか「無理だ」「難しい」などと、ネガティブな言葉をよく使う人って、周りにいませんか?
こんな人は、貧乏で怠け者の証です。
なぜなら、「できない、無理だ、難しい」と言ってしまえば、やらなくてすむからです。
たとえ、やればできることであっても、その人はやらないのです。
ということは、その人は何もできない、成長しない、能力のない人間ということになり、貧乏や怠け者になることにつながるわけです。
「できる」と言える人は、とりあえずやってみようとします。やってみたら、意外と簡単にできるかもしれないし、最初はうまく行かなくても、やっているうちにできるようになるかもしれません。
つまり、できることが増え、能力が向上し、人間として成長していけるというわけで、金持ちで勤勉な人につながるというわけです。
考えてみれば、当たり前で単純な理屈なのですが、世の中には、貧乏な人も多いのが実情です。
貧乏な人は、本当は金持ちになんかなりたくないのかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標1は、「貧困をなくそう」ですが、この場合の貧困問題は、生まれ育った国や環境、紛争、テロなど、理不尽で不条理な理由による貧困です。
人間の怠惰性や努力不足によって引き起こされたものではないのです。
人間の怠け心によって貧乏に陥るのはその人の責任ですが、理不尽で不条理な理由で貧乏に陥っている人々が、世界には大勢存在することも知っていただき、私たちに何ができるのかを真剣に考えてみましょう。