時間だけは神様が平等に与えてくれた。うまく利用した人がこの世の中の成功者だ。

時間だけは神様が平等に与えて下さった。これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用した人がこの世の中の成功者なんだ。
ｂｙ本田宗一郎

あなたは、時間を有効に使っていますか？

見出しの言葉は、本田技研の創業者　本田宗一郎氏の名言です。
時間の大切さを述べた深い名言ですね。

私たちにとって、最も大切なものは命です。
そして命とは何か。それは時間です。
生きている時間そのものが命の時間ということになるわけです。

お金とかモノとか能力というものは、生まれた環境などによって、人それぞれ持っているものが違います。
決して平等とは言えません。
しかし、時間だけは、神様がみんなに平等に与えてくれました。
１日２４時間、１年３６５日、時間だけは平等に与えてくれたのです。
人によって長い、短いなんてことはないわけです。

時間の使い方は、その人の自由ですが、どう使うかによってその後の人生に大きく影響します。
毎日熱心に勉強している人と、毎日遊びほうけている人が同じ人生を歩むはずがないわけです。
時間を有効に使うこと、それがあなたの人生を決めます。
決して忘れてはいけない心構えですので、心得ておきましょう。

SDGsは、２０３０年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
時間は平等に与えられていると先述しましたが、世界情勢を鑑みるとそう断言できない実情があります。
時間はたしかに平等なのですが、貧困や飢餓、紛争等に巻き込まれて困窮している人々は、自由を奪われ、時間を有効に使う術がありません。
そんな人々は、勉強したくても学ぶ環境がなく、仕事をしたくても就業の機会を奪われ、高い志を持っていても、それを叶える手段を奪われてしまっている人々が世界中に大勢いるのです。
そういう意味では、時間すらも平等とは言えないのかもしれません。

私たち日本人は、自由に時間を有効に使うことができる環境にあり、本当に感謝しなければなりません。
しかし、世界には時間を有効に使えない人々が数多く存在することも実情であり、だからこそSDGsの行動実践が必要なのです。
豊かで充実した人生を送るため、そして世界中の困窮者のために何ができるのかを真剣に考えてみてください。