偉人、著名人

彼らに対して何をしてやったかではなく、共にどういう生きかたをしたかが問われる。

彼らに対して、また彼らのために何をしてやったかということが問われるのではなく、彼らとともにどういう生きかたをしたかが問われてくる。
by糸賀一雄

あなたは社会的弱者の方々をどんな目で見、どんなふうに接していますか?

見出しの言葉は、日本の社会福祉の実践家 糸賀一雄氏の名言です。
知的障害者の教育、福祉に尽力した同氏のとても深い言葉です。

福祉という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちますか?
社会的弱者と呼ばれる障がい者や高齢者などのために、手を差し伸べる、援助するといったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?

社会的弱者の方に手を差し伸べる気持ちはとても大切であり、素晴らしいものであることは間違いありません。
しかし、彼らに対して憐みの気持ちを持ち、援助してあげるという気持ちは、時には彼らの心を傷つけ、苦しませることにもなりかねません。
社会的弱者の方にも、プライドがあり、憐みの目で見られることに耐えられなり、苦しませることにもなりかねないのです。

お金を寄付したり、援助することだけが福祉のすべてではありません。
彼らのために自分は何ができ、どうやって協力すれば喜んでもらえるか、社会的弱者の方と共に考えながら行動できれば、もっと素晴らしい世界が広がるはずです。
一緒に学んだり、一緒に行動することで、どんな活動ができるのか、可能性は無限大です。

SDGsは、貧困や健康、技術革新や環境対策など、幅広い分野でより良い世界を創り上げるための行動目標です。
困っている人を援助するのではなく、共に協力して、共に発展していくために自分は何ができるか考えていきましょう。

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