私たちの頭の中の言葉が問題なのではない。それに対する私たちの反応が問題なのだ。
by ラス・ハリス
あなたは自分の頭の中に浮かんだ言葉にどう反応していますか?
タイトルの言葉は、イギリスの医師で心理療法士のラス・ハリス博士の言葉です。
私たちの頭の中に浮かんでくる言葉が問題になるわけではなく、それに対する私たちの反応が問題になるのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、自然と頭の中に言葉が浮かんでくることがありますよね。
例えば、「今日は暑いなあ」とか「腹が減ったなあ」とか「この人、感じ悪い人だなあ」などと口には出しませんが、頭の中で言葉が浮かんでくることは多々あることと思います。
こうした頭の中に浮かんでくる言葉は、無意識のうちに自然に出てくる言葉なので、誰もそれを責めることはできませんし、その言葉そのものが問題になることはありません。
なぜなら、その言葉を口に出したり、表情に表したりしない限り、その言葉が相手に伝わることはないからです。
問題なのは、頭に浮かんだ言葉に対する反応です。
例えば、「この人、感じ悪い人だなあ」と頭に浮かんだときに、「あなたは感じ悪い人ですね」とか「あなたを見ているとイライラする」などと、口に出してしまったとしたら、どうなるでしょう。
その途端に、相手はあなたに対して嫌悪感を覚え、あなたに対する信用や尊敬の気持ちさえ失ってしまうでしょう。
ビジネスの世界ならば、ビジネスチャンスを失うばかりか、大きなトラブルに発展することだってあり得ます。
つまり、頭の中に浮かんだ言葉は自然現象であるので何も問題にはなりませんが、それにどう反応するかによっては、大きな問題に発展することはあり得るのです。
「あの人を殺したいなあ」と心の中で思ったとしても罪にはなりませんが、本当にそれを実行したとしたら、大きな罪になり、あなたの人生を台無しにしてしまいます。
心で思うことが問題なのではなく、それに対してどんなことを思い、どんな行動をとるかが問題であることは絶対に忘れないでください。
人によっては、頭の中で浮かんだ言葉や心で思ったことに対し、「何て自分はダメな人間だ」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、頭の中、心で感じたことそのものは全くの罪ではなく、問題にすらなりませんので、そんなことで気に病まないようにしてください。
もしも問題になるとしたら、どんな行動をとるかです。
そこに人としての性格や人間性が現れるのです。
心で感じたことや、頭の中に浮かんだ言葉は全くの罪ではなく、問題にすらなりません。
その反応、具体的な行動が問題になることを決して忘れずに、これからも賢く、幸福に生きていきましょう。
