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運命があなたにレモンを与えたなら、それでレモネードを作りなさい。

運命があなたにレモンを与えたなら、それでレモネードを作りなさい。
byデール・カーネギー

あなたがもし、つまらないものを手に入れたら、どうしますか?

タイトルの言葉は、「道は開ける」の著書で有名なアメリカの作家 デール・カーネギーの言葉です。
「いったいどういう意味?」と首を傾げたくなるような言葉ですが、この言葉にはとても深い意味があるのです。
実は、英語圏では、「Lemon」という単語には、「ポンコツ」「不良品」「品がない」などの否定的で良くない意味があります。
つまり、もしもあなたにレモンのようなつまらないものを与えられたとしても、それを上手に加工して素敵なものに変えましょうという意味にとらえることができるということです。

私たちは生きていく中で、しばしば、つまらないと感じることや、不要だと感じるものをもらうことがよくあります。
しかし、最初はつまらないと感じるものでも、「何か面白いことに使えないかな」など、アイデアを考えながら何かを工夫して作り上げることができれば、それはとても素敵なことだと思います。
つまらないと感じているのは、あなたの心の状態であって、モノ自体ではないのかもしれません。

例えば、ベストセラーの小説を読んでも、みんなが面白いと感じるわけではなく、つまらないと感じる人もいると思います。
つまらないのは、物事そのものではなく、その人自身の感覚、心なのかもしれません。

「つまらない」とか「くだらない」などと、初めから物事をネガティブに拒んでしまうのではなく、それを工夫して何か面白いもの、素敵なものに変えてしまうことが、その人の成長にもつながり、世界を変えるきっかけになるかもしれませんよ。

SDGsの目標9は、「産業と技術革新の基盤をつくろう」です。
私たち人類は、これまでにさまざまな技術革新により便利な道具を発明してきたわけですが、これらの発明は、初めは「つまらないもの」を「面白いもの」「素敵なもの」に変えていった成果物だと言えるかもしれません。
物事を全て「つまらないもの」だととらえていては、発明なんて生まれなかったはずです。
アイデアというのは、あるちょっとしたことがきっかけで思い浮かぶものです。

最近では、ゴミを資源に変えるというのが普通に実践できるようになりました。
「ゴミ」だと思っていた「つまらないもの」が資源に変わるのです。

「つまらない、くだらない」などと否定的にとらえるのではなく、アイデア次第で素敵なもの、付加価値のあるものに変えることができる可能性があることに注目すると、面白いことが起こるかもしれませんよ。

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