世の中は、話し合いによって、いい関係になるより、いい関係だから、話し合いがうまくいくことの方が多い。
by 赤池学
あなたは人と話し合いをするとき、どんな関係を築こうとしていますか?
見出しの言葉は、科学技術ジャーナリストで著述家としても活躍している赤池学氏の言葉です。
世の中は、話し合いによっていい関係になることよりも、いい関係だから話し合いがうまくいくことのほうが多いものだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間は、多くの人間とのコミュニケーションを図りながら、日々生きているわけですが、良い人間関係を築けるときもあれば、そうではないときもありますよね。
良い人間関係が築ければ、その後のコミュニケーションがスムーズに進み、話し合いもうまく行きますし、その関係が発展すれば、親友と呼べるような関係になれることもあるわけです。
良い人間関係を築くためには、話し合いをすることが大切ですが、話し合いをすれば、必ず良い関係を築けるとは限らないことは理解しておきましょう。
「同じ人間なのだから話せばわかってもらえる」と高をくくっていると、とんでもないしっぺ返しを食らうこともあり得るからです。
世の中には、考え方や立場の違いによって、どうしても意見が合わなかったり、対立することもあり得ます。
話し合いをしてお互いに納得できれば、理想の姿と言えるわけですが、世の中、そんなに簡単ではありません。
例えば、加害者と被害者の立場の人とは、どうしてもわかり合えないことが多いはずです。
被害者にとっては、「ひどいことをされた」という気持ちが強く、相手に対する恨みや憎しみが深くなります。
一方で、加害者にとっては、「あれは仕方なかった」とか「相手にも非がある」という気持ちにもなってしまい、いつまでたっても平行線のままということはよくある話です。
また、ビジネスの場においても、売る立場と買う立場とでは、視点や価値観が異なるのは当然のことであり、いくら話し合いをしても理解されないことは多々あるわけです。
私たちも人間関係の中で、感じの悪い人、馬が合わないと感じる人と話をすることがあるわけですが、そんな人とは長く話をしたくないと感じてしまい、話を打ち切ってしまいたくなることもよくあることです。
しかし、感じの良い人だったり、誠実そうな人と話をする際には、たとえ困難な話や条件が厳しい話であっても、もっと話をしたいと感じ、その後の話がうまくいくこともあるわけです。
人とのコミュニケーションを図る際には、話の内容よりも、人間関係を重視するように努めましょう。
そのために、自分の人間力を鍛え、人とのコミュニケーション能力をアップさせることが重要になります。
相手と良い人間関係が築ければ、お互いに困難な課題を乗り越えようという気持ちにもなれますし、話し合いもスムーズに進む可能性が高まることは理解しておいたほうが良いでしょう。
