どうせ、エゴはどうやってもかくせないんだ。だったら無理に隠さないで、うまく利用すればいいじゃないか。
by ポール・アーデン
あなたは自分のエゴを隠そうとしていませんか?
見出しの言葉は、イギリスの広告クリエイターで自己啓発作家としても活躍したポール・アーデンの言葉です。
エゴというものは、どうやっても隠せないのだから、無理に隠そうとしないで、うまく利用すればよいのだと述べた深いメッセージですね。
エゴとは、自分の利益や欲求を最優先し、他者の気持ちや状況を顧みない態度のことです。
一言で言うと、「自己中心的」とか「わがまま」ということになるのかもしれません。
エゴは少なからず、誰もが持っている感情であり、自然なこととも言えるかもしれません。
人にはそれぞれ欲求があるのは当然のことですし、自分のことを大切に思うことは自然なことであるからです。
したがって、人間のエゴは決して悪いこととは言えないのです。
しかし、自分の意見を強く押し通そうとしたり、自分の欲求ばかりを追求している人を見ると、「あの人は自分のことばかり考えている人だ」とか「何てわがままな人なんだ」などと、相手を非難することがあります。
人は本来、自分のことが最も大切な存在なのですから、そんな人を非難することが本当に正しいことなのか、疑問に感じてしまいます。
私たち人間は、自分の利益のため、自分の欲求を満たすために生きているということは、常に意識しておいたほうが良いと思います。
他人の利益のため、他人を幸福にしたいという思いから行動する人が世の中に大勢存在することも事実ですが、本来人間には、エゴというものがあるのです。
他人のために行動しているとはいえ、結局は自分に返ってくることを知っているからこそ、そうしている人も多いのです。
自分を犠牲にしてまで、誰かのために行動できる人ももちろんいます。
自分の子供や愛する人を守るために、自分を犠牲にできる人も少なくないでしょう。
しかし、本来人間は、自分のことを最も大切な存在として意識していることは忘れないでください。
もしも、自分を守るために相手を傷つけることになったとしても、誰もそれを非難することはできないということは覚えておいたほうが良いと思います。
そして、自分の利益や欲求を満たすためのエゴと思われる行動だとしても、それが他人や大勢の人の利益になることも少なくありません。
なぜなら、人間とは、大勢の人と少なからずつながっているからです。
自分だけの利益や欲求というものも、もちろんあり得ますが、エゴだと思われる行動も他人の利益や欲求を満たすことだって少なくないのです。
私たちは、自分にエゴがあることを悪いことだと隠したがるものですが、隠す必要などないのかもしれません。
自分のための行動が他人を幸福にすることだってあるのですから、堂々と自分の利益のために、欲求を満たすために行動したって良いのです。
自分だけのための行動であっても、それは人間の本能であり、自分を最も大切にしているための行動なので、非難されるいわれはないとも言えます。
エゴを隠そうとするのではなく、人間にとって自然なことだと受け取って、これからも生きていきましょう。
自分のエゴも他人のエゴも、大らかな気持ちが必要だということですね。
