時代の流れとか環境のせいにして言い訳している人たちが多い。でも社会がこうだからと嘆いても、その責任は自分にある。
by坪内知佳
あなたは、時代や環境が悪いと嘆いてはいませんか?
見出しの言葉は、六次産業化の推進の取り組むなど、水産業の活性化に尽力している実業家でコンサルタントでもある坪内知佳氏の名言です。
時代や環境のせいだと嘆いても意味はなく、自分の立場や境遇は全てが自分の責任であると述べた深い名言ですね。
人生がうまくいっていない人や不幸に苛まれている人々は、ときどき「時代が悪い」とか「社会が悪い」「国が悪い」などと嘆き悲しんだり、文句を言っている人がたくさんいます。
中にはデモ行進に参加したり、SNSで自分の主張を発信している人もいます。
しかしよく考えてみてください。
「時代が悪い」とか「環境が悪い」などと文句を言ったところで何か状況が変わるでしょうか?
「何もしないよりはマシだ」という声が聞こえてきそうですが、自分の境遇を社会のせいにしたり、誰かのせいにすることは、無責任な考え方と言えるのではないでしょうか?
うまくいかないときや失敗したときに、自分ではなく全て他人のせいにする人がいますが、そんな人を私たちは信頼することはできないはずです。
時代や環境のせいにするのも、これと同じなのです。
紛争やテロなど、もしも本当に社会環境の悪い所で暮らしているとしても、それを社会のせいだと嘆いたところで何も変わらないのです。
悪い環境であれば、それを嘆き悲しむのではなく、悪い環境なりに自分の責任でどうやって生きていくべきかを判断し、行動を実践していかなければならないのです。
どんな社会環境下にいようとも、私たちは自分の責任で考え、行動しなければなりません。
誰かのせい、社会のせいにする前に、自分のやるべきことを的確に判断し行動できる人間になりましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
世界には貧困や飢餓で苦しんでいる人々が数多くいますし、昨今のウクライナ戦争により、ますます状況は悪化しています。
こんな状況について、時代が悪いとか環境が悪いなどと嘆いているだけでは何の解決にもなりません。
戦争だから仕方がないなどと諦めるわけにはいかないのです。
他人のせいにしたり、誰かのせいにしたところで世界を変えることはできません。
私たちができること、やるべきことを考え、行動を起こさなければ世界は何も変わらないどころか、ますます悪化の一途をたどっていくのです。
心得ておきましょう。