逃げ道を持っておくことは人生の大切な隠し玉を持つことであり、軽やかに生きる技術でもある。
by 藤井英子
あなたは、人生の逃げ道を持っていますか?
見出しの言葉は、心療内科医で医学博士の藤井英子先生の言葉です。
人生において、逃げ道を持っておくことは大切なことであり、軽やかに生きる技術なのだと述べた深いメッセージですね。
逃げ道という言葉を聞くと、「イヤなことから逃げる」とか「努力もしないでその場から逃げる」などと、ネガティブなイメージを持つ人がいるかもしれません。
心療内科医で医学博士の藤井英子先生は、「常に逃げ道を持っておくことは、人生の大切な隠し玉を持つことであり、軽やかに生きる技術でもある。」と述べています。
つまり、生きていくうえで大切な心構えと述べているのです。
一つの道だけで選択肢のない生き方が正しい生き方だと思い込んでいる人が多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。
自分の信じた道だと思い、まっしぐらに努力したとしても、壁にぶつかることもあるでしょうし、失敗することもあるかもしれません。
心が折れてしまい、苦しんだり悩んだりしてしまうこともあるでしょう。
そんなときに、一つの道だけで選択肢がないと決めつけてしまえば、人生が行き詰まってしまい、身動きが取れなくなったり、心も身体も壊れてしまうかもしれません。
「こっちがダメならあれもある」と複数の選択肢を持っていれば、例えば行き詰まってしまったときに、「違うやり方でやってみよう」と心の余裕ができ、案外うまくいくことが多いものです。
逃げ道とは、複数の選択肢があるという意味であり、努力することから逃げるということではありません。
何をするにしても、一つの選択肢しかないということではなく、複数の選択肢があるということを意識していれば、壁にぶつかったときや失敗したときに、やり方を変えてみるなど、柔軟に対処することができるというわけです。
「これがダメならあれもある。他にもまだ方法がある」と複数の選択肢があることを意識していれば、困難なことを実践する場合でも、安心して取り組むことができます。
また、心を癒やしてくれるような趣味や友人の存在も、一つの「逃げ道」と言えるかもしれません
「逃げ道」というものを、常に意識しておきたいものですね。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、「逃げ道」もしくは複数の選択肢があるということは常に意識しておいてください。
活動を通じて、何度も失敗したり、思いどおりに事が運ばなかったりすることがあると思いますが、選択肢が複数あるということを忘れずに、あまり深刻に悩み苦しむことのないように、今後も活動を続けてください。
