命を運ぶと書いて運命。つまり運命とは、定められて仕方なくたどるものではない。みずからの命を自分の力で運んでこそ、運命といえるのではないか。
by 大谷徹奘(おおたにてつじょう)
あなたは自分の運命を自分の力で切り開いていますか?
見出しの言葉は、薬師寺の僧侶で著述家としても活躍している大谷徹奘氏の言葉です。
運命とは、初めから定められていて、仕方なくたどるものではなく、自らの力で自らの命を運んで切り開いていくものだと述べた深いメッセージですね。
読者の皆様は、「運命」という言葉を聞くと、どんなことを想像するでしょうか?
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を想像する人も多いことと思いますが、「これはあなたの運命です」という言葉を聞くとどうでしょうか?
あなたの人生は、生まれつき定められていて、自分の力ではどうすることもできないのだと思ってしまう人も多いかもしれません。
薬師寺の僧侶で著述家としても活躍している大谷徹奘氏は、運命とは、「命を運ぶ」と書くことから、自分の力で自分の命を運ぶこと、つまり、自分の人生を自分の力で切り開いていくことこそが、真の意味の「運命」だと述べています。
運、不運の「運」ではなく、「運ぶ」の「運」だということです。
私たちは、自分で考え、自分で判断し、自分で行動しているはずです。
サイコロを転がして行動を決めているわけではありませんし、気分次第でどちらにしようかを決めているわけではないはずです。
自分の未来はもちろん、自分がやるべきこと、やらないことを自分の心で決めていますし、好きか嫌いかも自分で感じています。
つまり、運を天に任せているのではなく、自分の考え、感情で決めているわけです。
生まれてから死ぬまで、定められた人生が決まっていて、そのまま決められた道をたどるように生きている人など一人もいないのです。
もちろん、生まれ育った地域や家庭環境によって、自分の人生が大きな影響を受けるのは間違いありませんが、自分の行動は自分で決めて生きてきたはずです。
もしも自分が不幸な境遇だったり、不運なことが続くことがあるとしても、「これは自分の運命だ」などと、あきらめたり、ふてくされるような行動はとらないでください。
初めから定められた人生なんてありえません。
あなたがこれまでに考え、判断し、行動してきた結果が今の現状だということを認識し、自分の力で未来を変えようと試みてください。
あなたの運命は、あなた自身の考え、行動によって決まるのです。
天や神様が決めるわけでもなければ、ましてや他人が決めるはずがありません。
運命とは、「命を運ぶ」こと。
つまり、自分自身の力で自分の命を運び、自分自身の心で人生を切り開いていくものだということは絶対に忘れず、これからも幸せな人生を歩み続けてください。
