悩みは、昨日の出来事ではない。
by ウォルター・ベラン・ウルフ
あなたは、昨日起きた出来事を今日になっても悩み苦しんではいませんか?
タイトルの言葉は、アルフレッド・アドラーの助手を務めたことで知られているオーストリアの精神科医 ウォルター・ベラン・ウルフの言葉です。
人が悩んでいるのは、昨日起きた出来事そのものではなく、それをいつまでも引きずっている心なのだと述べた深いメッセージですね。
「悩みは、昨日の出来事ではない」
この言葉を見ると、ちょっと不思議な感じがして、理解できない言葉かもしれませんが、よく考えてみると、とても深い教訓だと考えさせられます。
一つ例を挙げて、考察してみましょう。
例えば昨日、あなたが誰かからひどい言葉を浴びせられたり、悪口を言われて深く傷つけられたとします。
そして、今日になっても、そのことが忘れられずに、引きずったまま、悔しい気持ちや憤りの感情が収まらなかったとしましょう。
だとすると、これは昨日の出来事そのものに悩んでいるのではなく、あなたの考え方や物事のとらえ方が悩みの種だということに気付かされます。
「ひどい言葉を浴びせられた」「悪口を言われた」というのは、昨日の出来事です。
現実にそのようなことが起きたのは事実でしょう。
しかし、そのことをいつまでも引きずったまま、今日になっても悔しい気持ちが収まらなかったり、腹が立って仕方がないという気持ちだとしたら、それはあなた自身の心の状態、考え方、物事のとらえ方が影響して、悩んでいるに過ぎません。
人によっては、誰かにひどい言葉を浴びせられたり、悪口を言われたとしても、全く気にもしないで、平気でいられる人がいるのも事実です。
それどころか、全く意に介さないでいられたり、逆に相手を憐れんだり、同情できる人もいます。
そんな人にとっては、だれかに何を言われても、全く悩むことなく、平気でいられるわけです。
芸能人やスポーツ選手などの有名人は、大勢の人から悪口を言われたり、批判を受けたりすることが多いのが現実としてあります。
彼らにとっては、批判されることに慣れてしまって、何を言われても平気になれるものですし、おそらく相手にもしていないことでしょう。
人間の悩みというのは、出来事そのものではなく、その人が持っている性格や考え方、物事のとらえ方に影響されることを覚えておきましょう。
例えば、自分の病気や人間関係、将来への不安など、人によってさまざまな悩みがあるかと思いますが、悩みというのは、自分の考え方、とらえ方一つで変わることを覚えておきましょう。
