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買うときは頭を下げろ。売るときは胸を張れ。by 山岡孫吉

買うときは頭を下げろ。売るときは胸を張れ。
by 山岡孫吉

あなたは、買い物をするとき、横柄な態度をとっていませんか?

タイトルの言葉は、農業機械メーカーのヤンマーの創業者 山岡孫吉の言葉です。
「この言葉、反対じゃないの?」と思われた方も多いことと思いますが、決して間違いではありません。
商売をしている人にとってはもちろんですが、社会人や日常生活においても、常に忘れてはいけない深いメッセージですね。

私たちが買い物をする際に、皆様はどのような行動、態度で行っていますか?
店員は顧客に対し頭を下げ、顧客は店員に対し、立場が上のような態度をとっている人が多いことと思います。
中には、「お客様は神様」とでも言いたげに、横柄で偉そうな態度で店員を小馬鹿にしている人も少なくありません。
このような光景は、日本国内でよく見られ、海外ではあまり見られません。
なぜなら、海外の人々は売る側も買う側も立場は同等であり、上下関係などないと考えているからです。
しかし、日本では事情が違うようで、お金を払ってくれる顧客のほうが立場が上であり、売る側はお客様に感謝しなければならないという風潮が根強いのです。

よくよく考えてみると、売り手も買い手も上下関係などないはずです。
買い手は、欲しいモノを手に入れるために対価を払い、売り手は良いモノを提供しようと努力する。
買い手は、それを売ってくれる人がいるからこそ、それを手に入れることができるわけで、売り手に感謝しなければならないわけです。
売り手は本来、良いモノを多くの人に提供しようと努力をするわけであり、堂々と胸を張ってそれを顧客に提供すればよいのであって、顧客のご機嫌をとったり、こびへつらう必要などないのです。

ヤンマー創業者の山岡孫吉は、「買う時には頭を下げ、売るときには胸を張れ」と述べています。
モノを買う際には、必要なものを手に入れたいわけですから、「それをぜひ買わせてほしい」と感謝の気持ちを忘れてはいけないということです。
そして、モノを売る際には、堂々と胸を張って、自信を持ってそれを顧客に売ってあげるべきだということです。
つまり、粗悪品や自信のないモノを売ってはならないということです。

私たちが買い物をする際には、上下関係などない対等な関係であること、欲しい物が手に入る喜びを噛み締めながら、感謝の気持ちを決して忘れずにいたいものです。
いずれにしても、横柄な態度や偉そうな態度は厳に慎みたいですね。

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