人生は誰かと比べたり競争したりするものではありません。自分に与えられた大きな波に乗ってしたいことをすればいい。
by橋本武
あなたは、自分と誰かを比べたりしていませんか?
見出しの言葉は、国文学者の橋本武先生の名言です。
他人と比べることの無意味さと、自分の道を歩くことの大切さを説いたとても深い名言ですね。
私たちは、自分と他人とを比べたがります。
子供の頃から、走る速さとか、テストの成績など、順位をつけられて生きてきました。
順位をつけられた結果、自分が下位にいた場合、人は劣等感を覚え、自分はダメな人間だと落ち込んでしまいがちです。
反対に自分が上位にいた場合、優越感を覚え、下位にいる人間を見下し、あざ笑うような人間もたくさんいるわけです。
このように、他人と自分を比べることについて、人生においてどんな意味があるでしょうか?
勉強の成績が良いからといって、その人が幸福になれるとは限りません。
勉強が苦手でも、運動神経が抜群に優れている人もいれば、楽器を演奏することに才能を発揮する人もいます。
人にはそれぞれ、得意、不得意があり、何かの分野で優れた才能があるからといって、その人が人生で成功するとは限らないのです。
人はだれでも、適正があります。
その適性を生かして、自分がやりたいことを一生懸命に取り組み、それぞれの道を歩んでいくことが重要です。
誰かと比べる人生なんて無意味です。
あなたは、あなたの人生を歩いていくしかないのですから。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動は、誰かと比べることでは決してありません。
どちらが優れているとか、どちらの目標が高いなどと、他者と比べたり、競争することに何の意味もないのです。
他者とは立場も違えば、能力もやるべきことも違います。
私たちは、自分たちのやれることを精一杯がんばって努力を継続すればよいのであって、他者と競争することではないのです。
未来の地球と人類のため、自分の信念で行動を継続していきましょう。