「誰がそんなこと言った?」という奴がいるが、世の中には前提というものがある。
by青山周平
あなたは、誰かの言葉の揚げ足を取って腹を立てていませんか?
タイトルの言葉は、オートレーサー 青山周平氏の名言です。
言葉は、偏見や誤解を生むことがあるという難しさを述べた深い名言ですね。
私たち人は、毎日言葉というツールを使ってコミュニケーションしているわけですが、自分が伝えたいことが相手に正確に伝わらないことがあり、思わぬ誤解や偏見を生んでしまうことが多々あるものです。
例えば、「あの人は悪い人間だ」と誰かが言ったとします。
すると、言われた人は、自分の悪口を言われたと思うわけですが、決してそうとは限らないのです。
その言葉の前後に、何を話したかによってその言葉の意味が全く異なってくるからです。
その人が「悪い人間」と言った理由を聞かなければ、その人の真意は計り知れないというわけです。
それを聞けば、なぜ悪い人間だと言ったのかが理解できますし、もしかしたら、その人を褒めるために、または話を面白くするために「悪い人間」という言葉を引用しただけかもしれません。
つまり、「悪い人間」という言葉だけをとらえてはいけないということです。
こういうことを、「揚げ足を取る」とか「言葉尻をとらえる」などと言うわけですが、人の話というのは、最初から最後まで聞かなければ、その人の本当に伝えたいことは理解できないことが多いのです。
「揚げ足を取る」というのは、人の話を聞いていない証ということにもつながります。
人間としての信頼にも関わることなので、注意したいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標は、それぞれの個人や団体が、それぞれの信念に基づいて設定するわけですが、中には他の人から見て理解し難い目標も見受けられることがあります。
SDGsは、自分(たち)の目標を社会に発信し、周知させることが必要なので、他の人達から理解されないような目標を設定してもあまり意味はありません。
できれば、専門外の人(素人)が見てもわかりやすいような目標を設定し、自分たちの活動を周知してもらえるように情報発信することが理想です。
心得ておきましょう。