学問に王道なし。
byギリシャのことわざ
あなたは一生懸命に学んでいますか?
タイトルのことわざは、「知識や知恵は、簡単に手に入れることはできない。学ぶことに近道はない。」という意味ですが、この種のことわざは世界各国にあります。
紀元は、「幾何学の父」と称された古代ギリシャの数学者 ユーグリットと言われています。
私たちは、子供の頃から知識や知恵を得るための勉強、学習をしていきます。
誰もが経験することですが、学習することは楽しいことばかりではありません。
ときには、理解しがたい内容や困難な課題に直面し、苦しんだり悩んだりするわけです。
そんなときに、「もっと簡単に学べる方法はないだろうか?」とか、「もっと楽に覚えることはできないだろうか?」などと思うことがあります。
しかし、「学問に王道なし」ということわざのとおり、人は学ぶのに、簡単で楽な方法なんてないのです。
地道にコツコツと毎日、積み重ねていくことが最も良い方法であり、近道だと認識しなければなりません。
知識や知恵を増やしていくことは財産であり、人生を豊かにしてくれます。
私たちは学べることに大いに感謝しなければいけませんね。
SDGsの目標4は、「質の高い教育をみんなに」です。
日本では、世界中の多様な学問を、いつでも学ぶことができる環境が整っており、とても恵まれています。
しかし、世界には、小学校さえ通うことができない子供や、文字の読み書きすらできない大人が数多くいるのが現実です。
「学問に王道なし」ということわざすら通用しない人々が数多くいるということです。
日本に住んでいる私たちは、多様な学問をいつでも学べる環境にいるわけですが、これほど贅沢で尊いことはないのです。
また、学ぶことは自分のためだけではありません。だれかを幸せにするためでもあるのです。
学んだことは、自分のみならず、周りの多くの人々のために活かすことが、学びの最も大切な心構えなのです。