あなたは自分が思っているほどダメな人ではなく、思っているほど立派な人でもない

あなたはあなたが思っているほどダメな人ではないし、あなたが思っているほど立派な人でもない。
by 岩井志麻子

あなたは自分自身のことをダメな人間だと思っていますか？　それとも・・・。

見出しの言葉は、作家　岩井志麻子氏の言葉です。
自分自身に対する評価なんて、無意味であることを表現した深い名言ですね。

人はだれでも、自分はダメな人間だと思うことがあります。
他の人と比べて、「自分はなぜできないのだろう」とか「なぜ失敗ばかりするのだろう」と落ち込んでしまい、自己嫌悪に陥ってしまうことが人生の中ではよくあることです。

しかし、冷静に考えてみると、あなた自身はそんなにダメな人間ではないのです。
思い通りに行かないことなんて当たり前のことであり、誰もが全て自分の思いどおりに事が運んでいるわけではないのです。
それに、他の人ができて自分にできないのは、その人が得意なこと、もしくは経験があるからこそできるわけであり、あなたに能力がないからではなく、ましてやダメな人間ではないのです。

あなたにも得意なことや長い経験があって、ある分野のことについては知識や技術があり、能力を発揮できるものがあるはずです。
他の分野のことはうまくできなくても、あなた自身、得意なことがあるのなら、まずはそれを誇りに思いましょう。
しかし、得意なことがあるからと言って、それを自慢したり他の人を馬鹿にするのはやめましょう。
誰でも得意不得意、経験の有無はあるのです。

あなたは、自分自身が思うほどダメな人間でもなければ立派な人間でもないことを自覚しましょう。
立派な人間なのか、ダメな人間なのかは、周りの人が感じることであって、あなた自身が決めることではないのです。
もちろん、周りの人間にダメな人間だと思われていたとしても、気にしてはいけません。
あなたはあなたらしく、周りの目なんて気にしないで生きていけばいいのですから。

SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。

SDGsの活動においても、自分を過小評価するのはやめましょう。
SDGsの１７の目標は、容易に達成可能なものではなく、思いどおりに進まないことがあっても当然なのです。
そのため、自分の思いどおりにならず、計画通りに事が進まないと、自分はダメな人間だと落ち込んでしまう人が少なからずいるわけです。
SDGsの活動を積極的に行っているだけでも、あなたは立派な人です。
もちろん、自分は立派な人間だと自慢してはいけませんが、うまく進まないからといって落ち込む必要はないのです。

落ち込まず、かと言って自慢することもなく、ほどほどに活動していけたらいいですね。