浮世渡らば豆腐で渡れ。
(うきよわたらばとうふでわたれ)
by日本のことわざ
あなたは、何事も柔軟に対応できていますか?
タイトルの言葉は、日本のことわざです。
意味は、「世の中を生きるには、内面に優しさと柔軟性を持ち、物事のけじめはきっちりとつけよということ。豆腐は、外見が四角くてきちんとした形をしているが、内面は柔らかいことから。」
私たち人が、この世の中を生きていくために必要なことはいろいろとありますが、その一つが柔軟性です。
日本のことわざでも、昔から柔軟性が必要だと説いていたのですね。
伝統や文化を守っていくというのは、大切の心構えの一つではありますが、それに縛られて、「これが昔からのやり方だ」と変化することを頑なに拒むことはよく考えて判断しなければなりません。
悪い慣習や今の時代にそぐわなくなったような文化は、廃れてしまっても仕方ありません。
長い歴史があるからといって良いものとは限らないからです。
今回のことわざでは「豆腐」がキーワードになっています。
豆腐は、見た目は白くて美しく、四角いのでしっかりとしているように見えますが、中身は柔らかくてどんな形にも柔軟に対応できます。
私たち人も、豆腐のように見た目は美しくしっかりしているように見えて、内面は柔軟性のあるような人間になれればいいですね。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定および行動実践は、まさに柔軟性が大切です。
時代の変化やダイバーシティ(多様性)に柔軟に対応できなければ、SDGsの目標を設定することさえできないのです。
時代は今、気候変動対策や廃棄物の低減などの環境対策、多様な生き方や差別などの人権問題等の様々なグローバルな課題の解決が求められています。
昔のような考え方、やり方を続けていては生きにくい社会になりつつあります。
まさに、SDGsの行動実践が時代の変化に柔軟に対応することそのものとも言えるわけです。
豆腐のような柔軟性を持って、生きていきませんか?