ストレスをもたらす人間関係だが、生にさまざまな彩りを与えてくれるのもまた、人間関係なのである。
by 斎藤茂太
あなたは人間関係に悩んでいますか?
見出しの言葉は、精神科医で随筆家でもある斎藤茂太先生の言葉です。
人間関係は時にストレスをもたらすものですが、生にさまざまな彩りを与えてくれるのも人間関係なのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、人間関係に悩まされることが多いですよね。
悩みのほとんどすべてが人間関係だと思っている人も多いかもしれません。
私たちは、決して一人では生きていけません。
したがって、生きていくうえで人間関係が重要なことはわかりきっていることなので、ある意味、仕方がないのかもしれません。
自分にとって好きな人、嫌いな人、馬が合う人、合わない人がいるのも仕方ないことであり、嫌いな人や馬が合わない人と一緒にいることで、ストレスがたまってしまうことが多いのが実情です。
ストレスがたまって、悩みのタネになってしまうことの多い人間関係ですが、生きていく上で喜びや幸せをもたらしてくれるのも人間関係と言えます。
良い人間関係を築くことで、自分が成長できたり、刺激を受けたりすることもありますし、優しくされたり親切にされることで、心が癒やされることもあります。
つまり、生に彩りを与えてくれるのも人間関係だと言えるのです。
できれば、良い人間関係だけを築き、穏やかに、幸せに生きていければよいのですが、人生そううまくはいきません。
世の中にはたくさんの人がいて、自分と合う人間ばかりということはありえず、それを望むのはあまりにもわがままだと言えます。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな考えがあり、いろんな行動をする人がいる。
だからこそ、人生は面白いのです。自分が成長できるのです。
さまざまな人間と付き合いながら、人生を楽しむように心がけましょう。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、一緒に活動する人、批判や反対をする人など、周りにはさまざまな人がいることでしょう。
一緒に活動する人は、自分にとって付き合うべき人、生に彩りを与えてくれる人であり、批判や反対する人は排除すべき人と区別するようなことはしないほうがいいです。
批判や反対する人も、その理由があるはずで、詳しく話を聞いたり、付き合ってみれば、その深い事情が垣間見れるかもしれません。
話してみると意外と面白い人で、あなたの考え方に影響を与えてくれる可能性もあります。
自分と合わないからと言って、すぐに排除しようとするのではなく、いろんな人と付き合うことで、むしろ人間関係を楽しめるようになれるといいですね。
