よく料理されたものを食べろ、澄んだものを飲め、本当の事を話せ。
by ドイツのことわざ
あなたは常に本当のことを話していますか?
タイトルの言葉は、ドイツに伝わることわざです。
食べ物はよく料理されたものを食べ、飲み物は澄んだものを飲むように、話をする場合には本当のことを正直に話せという戒めのことわざです。
私たちが食事をする際には、よく料理されたものを食べますし、澄んだものを飲みますよね。これは当たり前のことですよね。
まだ調理が終わっていない生のままの料理や途中経過の料理を食べたり、汚れた飲み物を飲むなんてことは、通常ありえないわけです。
そして話をする際には、本当のことを正直に話しなさいというのが今回のことわざの主題です。
食べ物や飲み物をいただくときには、きちんと料理されたもの、澄んだものをいただくのが当たり前のことなのに、話をする際には嘘をついたり、黙ってしまうのはおかしいということです。
食事の際には、きれいなもの、本当に価値あるものをいただくことができるのに、話をする際には嘘をついたり、黙ってしまったりして、本当のことを話そうとしないことがあるのは、人間の悲しい性(さが)と言えるのかもしれません。
ドイツでは、誤ったことをした子供に対して、「正直に本当のことを言いなさい」という意味で、大人がこのことわざを使うことが多いようですが、大人になっても、本当のことを正直に話せない人も多いのが現実としてあります。
人間は悲しいかな、自分を守ろうとしたり、見栄を張ったりするのが実情としてあるわけで、日常生活や仕事の上でも、ときには他愛もない嘘をついたり、自分に都合の悪いことは隠そうとする傾向があります。
そして、それは自分自身、嘘をついているという自覚を持ちながら、意識的に行っているわけです。
こんな心理状態のときには、自分の中に罪悪感やわだかまりがあり、心の痛みが伴うはずです。
嘘をつくこと、都合の悪いことは言いたくないという気持ちも理解できるわけですが、すべてを正直に本当のことを話してしまったほうが、スッキリして、気持ちが楽になれることもあるのです。
本当のことが言えないというのは、自分にとっても相手にとってもよくないことなのは間違いありません。
自分にとっては、罪悪感やわだかまりが残りますし、相手にとっては本当のことを知らないまま終わってしまったり、不信感を抱かせてしまう恐れも高まります。
ときには嘘をつかなければならないこともあるかもしれませんが、人間として、できれば常に本当のことを正直に話せるような生き方を続けていきたいものですね。
