期待はあらゆる苦悩の元である。
by ウィリアム・シェイクスピア
あなたの悩みは何ですか?
タイトルの言葉は、イギリスの劇作家 ウィリアム・シェイクスピアの言葉です。
何かに期待するということは、それがあらゆる苦悩の元になるのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間には、それぞれ悩みがあり、それに苦しんでしまうことが多々あるわけですが、そういった苦悩の裏には、「何かに期待する」という気持ちが強いからこそ、悩み苦しんでしまうという背景があるようです。
「こうなったらいいなあ」という期待があるからこそ、悩んでしまうというわけです。
期待を持っているということは、今はそうではない状況だということなので、今の状況を打破するにはどうすればよいかと悩み苦しんでしまうことになります。
また、今の状況を維持し続けたいという気持ちも期待と言えるわけですが、将来にわたって維持される保証はどこにもないので、それが心配の種となって悩み苦しんでしまうことになるわけです。
また、他人の行動に期待することもありますよね。
親が子供に対して、社長が部下に対してなど、他人に対して「こうしてほしい」と期待することがあるわけですが、自分の期待どおりに行動してくれるとは限りませんし、ちゃんと行動してくれるか心配になったりして、苦悩することにつながります。
自分のことのみならず、他人のことについても、期待をするという気持ちは、ときに苦悩の元になることが多いのです。
逆を言えば、何も期待しなければ悩み苦しむこともなくなります。
悩み苦しむことは、私たちにとって歓迎すべき感情ではもちろんありませんが、裏を返せば、あなたが何かに期待し、一生懸命に努力している証とも言えます。
何も期待せずに生きていくなんて、人としてこんなつまらない生き方はないと思います。
苦悩するということは、あなたが一生懸命に生きている証とも言えるので、悩むことをむしろ誇りに思いつつ、これからも生きていきましょう。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、悩み苦しむことがあるかもしれません。
活動する中で、あなたが悩み苦しんでいるとすれば、それは目標達成を果たすことに期待し、一生懸命に努力しているという証です。
ただ漫然と行動し、何も期待していないのであれば、悩み苦しむことなんてありえないからです。
悩みがあるからこそ、それを打開しようと人は努力するのです。
むしろ悩み苦しむ自分を誇りに思い、これからも未来の地球と人類のために、自分にできることを続けていきましょう。
