人間というものは、往々にして自分が受けた差別や侮辱には敏感なくせに一方で全然きづかずに平気で他人を侮辱したり傷つけていたりする。
by 池田理代子
あなたは人を傷つけたり、侮辱したりしていませんか?
見出しの言葉は、「ベルサイユのばら」の作者として知られる漫画家 池田理代子氏の言葉です。
私たち人間は、自分が差別されたり侮辱されたりすることには敏感であるのに対し、自分は平気で他人を差別したり侮辱したりするという、相反する行動をとるものだと述べた深いメッセージですね。
もしも私たちが、誰かから差別されたり、侮辱されたりした場合、あなたはどう思い、どんな行動をとるでしょうか?
「人を差別するなんて、何てひどい人だ」とか「あの人は信用できない」などと思い、差別や侮辱発言をした人間を非難したり、人によっては罵倒する人もいるかもしれません。
しかし、自分自身も誰かを差別したり、侮辱したりすることがあることに気づかない人が多いのも事実です。
差別や侮辱発言をした相手を罵っている言動そのものも、相手と同じ行為をしていることに気づくべきです。
人間は、自分には甘く、他人には厳しい目で見てしまう傾向が強いことに気付くべきなのです。
自分がひどいことをされたら大袈裟に騒ぎ立てるくせに、反対に自分が誰かにひどいことをした場合には、「その程度のことで」と過小評価して、たいしたことではないと判断してしまうのです。
世界中で戦争やテロが絶えないのは、全て自分は正しく、相手が悪いと思っているからなのです。
つまり、人間は自分には甘いし、他人には厳しいという人間の本性がはっきりと現れている証です。
例えば、日常生活やビジネスにおいても、相手が自分に対して怒っていることがあっても、自分にはなぜ相手が怒っているのか理解できないことも多いのです。
そしてその怒りの原因を知ったとしても、「その程度のことでなぜ怒るのだろう」と、理由を知ったとしても理解できないことも多いわけです。
私たちは、誰かを傷つけようという悪意がなかったとしても、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまうことがあるのです。
なぜなら、何度も繰り返しますが、人間は自分には甘く、他人には厳しいからです。
そのことは、常に意識しておいたほうが良いと思います。
自分が発言する場合には、相手の立場に立って、客観的な見方で物事を考えることが重要です。
「自分がこんなことを言われたら傷つくかもしれない」という相手の立場に立った視点が必要だということです。
常に自分目線では、自分の言動が相手を傷つけてしまうことが往々にしてあるのだということは、意識しておいたほうが良いでしょう
