欲望とは人を疲弊させる底なしの穴です。
by エーリッヒ・フロム
あなたはどんな欲望を持っていますか?
タイトルの言葉は、ドイツの社会心理学者で精神分析学者でもあるエーリッヒ・フロムの言葉です。
欲望とは、人を疲弊させる底なしの穴なのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間は、誰もが欲望を持っていますよね。
欲望なんてないと言う人もいるかもしれませんが、食欲や睡眠欲、金銭欲や物欲は、誰もが少なからず持っているものです。
将来こうなりたいと大きな夢の実現を目指している人も大勢いると思いますし、何かを成功させたいと頑張って努力している人も多いことと思います。
いずれにしても、人間は何か欲望を持っており、それを叶えたいと思っているはずです。
ドイツの社会心理学者で精神分析学者でもあるエーリッヒ・フロムは、欲望とは、人を疲弊させる底なしの穴のようなものだと述べています。
欲望を持って、その実現のために行動するということは、大きなエネルギーが必要であり、人を疲弊させてしまうことにつながるというわけです。
その欲望が強ければ強いほど、底なしの穴にはまってしまうようなもので、抜け出せなくなる可能性もあるということです。
「底なしの穴にはまる」という表現は、何か悪いことのように思われ、ネガティブな印象を受けるかもしれませんが、決してそうではありません。
大きな欲望であればあるほど、その欲望が強ければ強いほど、人はそのことに夢中になり、エネルギーを使うので、疲れ果ててしまうということを意味します。
疲れ果ててしまうということは、人はその疲れから解放されようと、途中でやめてしまったり、あきらめてしまうこともあり得ます。
反対に、疲れを心地よく感じるようになり、より一層努力して行動するようになり、より疲弊してしまう人もいることでしょう。
つまり、人を疲弊させる底なしの穴にはまってしまうというわけです。
欲望を持つということは、人を疲弊させるものだということは、理解しておいたほうが良いでしょう。
なぜなら、欲望を持つということは、その実現のために努力をするということにつながるので、疲れるのは当然のことです。
何も欲望がない人は、何も行動しないので、疲れることはないわけです。
もっと言えば、人が疲れるということは、欲望を持っていることの証だとも言えます。
あなたが朝から晩まで一生懸命に仕事をして、家に帰ってきて、「疲れた」と感じたのであれば、あなたには、「仕事をしたい」「働きたい」という欲望があるということです。
あなたがマラソンをして、「疲れた」と感じたのであれば、あなたには、「体を鍛えたい」「もっと早く走りたい」という欲望があるということです。
人が疲弊するということは、その人には欲望があり、その実現を目指している証なので、とても良い行動だとも言えるのです。
これからも欲望を持ち続け、疲れるような行動を続けていきたいものですね。
